原作:ヤロスワフ・イヴァシュキェヴィチ
ポーランドの小説家、詩人。1894年2月20日~1980年3月2日。キエフ大学で法律を学んだが、詩と音楽に熱中。1918年ワルシャワに移る。翌年詩人としてデビュー。小説家としても、『白樺の林』(1932)『ヴィルコの娘たち』(1933)で地位を確立した。一貫して、人間の孤独、愛と死、運命の悲劇性をテーマに数多い作品を発表した。戦後は文壇の中心的存在として活躍。他の代表作に、『尼僧ヨアンナ』(1943)『菖蒲』(1958)がある。ポーランド文学史上最も多くの小説がTV化・映画化された作家。映画は20本以上、TVドラマは50本以上ある。特に優れた映画化作品は、ワイダ監督の「白樺の林」(1970)「ヴィルコの娘たち」(1979)、イェジ・カヴァレロヴィチ監督の「尼僧ヨアンナ」(1961)。ワイダは「ヴィルコの娘たち」を作家に献げ、画面に本人を登場させた(その約半年後に、死去する)。なお『菖蒲』を映像化したのは、ワイダが初めてではない。1965年にアンジェイ・シャフャンスキ(1931 73)監督が、36分の短篇TV映画を作っている。


『尼僧ヨアンナ』(福岡星児訳)
<現代東欧文学全集8>恒文社・1967年所収
『ウトラタの水車小屋』(木村彰一訳)
<現代東欧文学全集8>恒文社・1967年所収
『台所の太陽』(吉上昭三訳)
<現代東欧文学全集8>恒文社・1967年所収
『セジムア平原の戦い』(阪東宏訳)
<現代東欧文学全集8>恒文社・1967年所収
『スカリシェフの教会』(木村彰一、吉上昭三訳)
<現代東欧文学全集8>恒文社・1967年所収
『ショパン』(佐野司郎訳)
音楽之友社・1968年
『菖蒲』(川上洸訳)
<現代ポーランド短編選集>白水社・1972年所収
『尼僧ヨアンナ』(吉上昭三、関口時正訳)
<世界文学全集 34>学習研究社・1978年所収
『ペテルブルグ』(石井哲士朗訳)
<ポーランド文学の贈りもの>恒文社・1990年所収
『尼僧ヨアンナ』(関口時正訳)
岩波書店・1997年
『ノアンの夏 ショパンとジョルジュ・サンド』(つかだみちこ訳)
未知谷・1998年
『新しい恋』(小原いせ子訳)
<文学の贈物 東中欧文学アンソロジー>未知谷・2000年所収
『八月の思い出』(石井哲士朗訳)
<ポケットの中の東欧文学 ルネッサンスから現代まで>成文堂・2006年所収